2022-07-14 / 最終更新日時 : 2022-07-16 daisuke oku 現場日記 夏の現場、進行中 今年の梅雨は一瞬で明けてしまい、夏真っ盛りです。そんな暑い中で、現場がスタートしています。 「スケルトン(※)からの店舗や住宅の仕事って意外に少ないですよね」講師をしてる学校で先生方との立ち話をしていた矢先、マンションの1階店舗スペースで、新規オープンのご相談をいただきました。「スケルトンからの内装の仕事、やりたいですね」なんて、口に出してみるものですね。 既存店舗の内装は全て撤去されて、スケルトン状態。 残っているドアと窓はいい感じなので、補修は必要ですが再利用できそうです。 お隣は感じのいいおしゃれなカフェ。こだわりのコーヒーとケーキがあります。内容のデザインがすごくいい。オーナーのセンスが感じられます。 この時期の工事は、実際に工事をやってもらう大工さんや各専門業者の職人さんが大変です。空調が無い中での作業です。大工さんに聞くと、「風が入らないから、1時間続けて作業はできない」という過酷な作業環境。こまめに休憩を取りながら、作業を進めてくれています。打合せに行くと、確かに汗だく。。。。ほんとうに大工さん、職人さんには頭が上がりません。 汗だくでいると、お隣のカフェのオーナー様からソフトクリームの差入れをいただきました。(冷たくて、とても美味しかったです。ご馳走様でした。m(_ _)m) 小さな店舗なので、現場はどんどん進んでいきます。というのも、、、昨今の世の中の流れにより、木材価格の高騰、半導体不足による設備機器不足、人手不足と、建築業界にとって、またお施主さんにとっても、あまり良くないことばかりが起きています。結果、工事費が高くなり、お施主様の負担が大きくなってしまうことになります。そこで、工期はできるだけ短期間で終わるようにして工事費をできるだけ押さえるようにしました。床のフローリングには、「カフェ板」という木材の価格高騰の中でも安価な無垢材を使用します。スケルトンのテナントに床材を貼る場合、通常は、高さ調整ができる脚と角材で下地を組み、その上にベニヤ板を貼ってからフローリングを貼ります。カフェ板は厚みが3cmある床材なので、下地を組んだら、ベニヤ板を貼らずにカフェ板だけで貼ることができます。材料を少なくする、工程を少なくすることで、コストダウンを図ることができます。そして、今回は施主さんのDIY工程を取り入れて、更なるコストダウンをすることになりました。・天井の塗装・壁の珪藻土塗り・床のオイルフィニッシュ塗りこの3つの施工を施主さんがDIYで行います。専門の職人さんの依頼する方が、もちろん綺麗に仕上がりますが、やや綺麗になりすぎるキライがあり、クラフト手芸関係のお店になることもあり、施主さんが手を掛けて仕上げた空間は、趣が出て良いお店になると思います。暑い上に、不安定な日が続き工事は大変ですが、引き渡しまで、大工さんにはもう一踏ん張りしてもらいます。 カフェ板という床材を隙間なく、きれいに敷き詰めていきます。この手の細かさ、綺麗さは大工さんの技量と性格によりますが、ここの大工さんの仕事は綺麗です。 クラフト手芸関係のお店ということで、既に実際に使用するアンティークなミシンがお店に運ばれてきていました。 阪急沿線の駅は、開けた地域でありながら、緑が残っていたり、閑静な地域があったりと現場までの道のりが楽しいですね。 XCopy コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 メール サイト