キーノ和歌山へ。久々の外出。

 コロナの影響が少し落ち着きつつあったので先日、和歌山市駅に行ってきました。
昨年、和歌山市駅がリニューアルされて、「キーノ和歌山」という駅直結の商業施設が開業しました。
オープンから行きたいと思いながら、コロノの影響で行けずじまいでしたが、やっと見学することができました。
目的の建物を決めて外出するのは、1年以上ぶりです。

吹抜の天井には紀州材を使ってディティールが作られています。
以前はレンガ貼りで重い感じのでしたが、新しい施設が建設され、周辺が明るく開けたように感じます。
施設中央吹抜けの天井材は、全て紀州材が使われているそうです。
中央の吹抜けを過ぎると「南海和歌山市駅」ここの天井材にも紀州材でルーバーのディテールが作られています。
ずいぶん前ですが、建替え前の駅を利用したことがあります。
かなり寂れていた印象でしたが、今はとても綺麗になっていて、駅利用者も多くなっているように感じました。
南海和歌山市駅入口。
手前にある和歌山ラーメンのお店は行列ができていました。
南海和歌山市駅の天井のルーバーにも、紀州材。
光が差し込むと、ルーバーに陰影がついて綺麗です。

本と書店が好きな僕が、和歌山の施設に足を運んだ目的は、やはり「図書館」。
施設の2階が入口です。入るとそこはおしゃれな本屋さんのようでした。
年齢層は幅広く、たくさんの人がブラウジングコーナーや自習室などを利用されていました。
※図書館内は撮影禁止なので、施設公式H.Pより。
図書館内から屋上広場に上ることができます。
屋上広場への階段が吹抜けにおり、その空間をキッズエリアとしてステージが作られています。
子供達がこの場に自然に馴染んで遊んでいる、ここを中心にどこを切り取っても、その風景が生まれている。
キッズエリアが一番、楽しそうで良かったです。
1階に降りると、蔦屋書店になります。1フロアだけなので書籍数は限られますが、
それでも雑誌と新刊が揃う本屋が駅直結の位置にあるというのは、仕事や授業で市内に出た時に
本屋をめぐる僕としては、羨ましい限りです。
スターバックスが併設され、寛ぐための席が多く設けられているので、落ち着いて本を見ることができます。

2階 図書館入口:施設公式HPより
1階 蔦屋書店:施設公式HPより
3階 図書館自習室:施設公式HPより
4階 吹抜キッズエリア:施設公式HPより

屋上広場に上ると、綺麗な空が広がっていました。外出を控えていたせいもあってか、空がとても広いと感じました。
周りにあまり高層建物がないので、周辺を見渡すことができます。
汗ばむ気候でしたが、屋上広場は風が抜け流ので涼しく、パーゴラの下のテーブルで自習している学生さんがたくさんいました。

図書館屋上広場
図書館屋上広場2
バス停やタクシー乗り場へ続く屋根はシャープに。
内側には紀州材が、優しい表情を見せてくれます。

このような大型施設では、ややディテールが主張しすぎる施設もあったりしますが、キーノは、優しい感じ。
和歌山市駅周辺を活性化させるため市民を受け入れる優しい器を提供しているような感がしました。
 
 仕事以外では本当に久々の外出でした。自分の生活スタイルも随分変わったように思います。
緊急事態宣言は解除されましたが、「一旦」という言葉が前に付いている感じです。
気兼ねなく、いつでも何処にでも出かけれる日常を早く取り戻したいところです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。